こんにちは。ミニマル暮らしのみかじです。今回は物が捨てられなかった私がミニマルな暮らしになるまでにやった物の減らし方をご紹介します。
物の減らし方には人それぞれ合った方法がある
実は私、今でこそスッキリとした暮らしを心がけていますが、捨て活をする前までは筋金入りの捨てられない人間でした。
会社のイベントで使用したカラフルな空き缶を貰ってきては家に飾り、プリンの容器を棚に並べたり・・・今考えるとなぜあんなにゴミを大事にとっておいたのか不思議ですが、当時は本気で可愛いと思っていたし必要だと思っていました。
そんな私がミニマリストに目覚めたのは数年前。今ではミニマルに暮らすことの心地良さを知り、すっかり定着しています。
私が一番最初に始めたのは「1日1捨」ご存知の方も多いと思いますが、1日1つだけ物を捨てていく方法です。この方法のいいところは、捨てることに抵抗がある場合、リハビリのように少しずつ捨てることへの罪悪感を手放していけることです。私はこの方法で見事、捨てることに慣れていきました。
ミニマルに暮らすことの良さを夫や母に伝えようと、私と同じやり方を伝えたのですが、なぜか2人には全くハマらなかったのです。それどころか母は、ますます嫌悪感を示すばかり。
そこで初めて、一人一人に合った捨て活の方法があることを知りました。
捨て活の方法
1日1捨
毎日1日に1つ手放していく方法です。手放す物にルールはありませんが、明らかなゴミを1個捨てて満足してしまうといつまで経っても片付きません。ある程度自分でルールを決めて実行するのがおすすめです。
私の場合は下記のルールを設けました。
・ダンボール・飲料缶などの明らかなゴミはカウント対象外
・何かに使えそうととって置いているお菓子の缶などはカウントする
・金額やサイズが小さい物から捨てる
捨てることに慣れるというのが目的だったので、金額やサイズが小さい(安い)物から捨てるルールは、後の捨て活をスムーズに進めるために役立ったルールでした。
ミンスゲーム
1日1捨と似ていますが、ミンスゲームは日付の数の分だけ物を手放す方法です。月の前半は簡単ですが月の後半は30日であれば30個の物を捨てることになるので難易度が上がります。
物が多い捨て活初期におすすめの方法です。
ときめく物だけを残す(こんまり流)
片付け界のパイオニアこんまりこと近藤麻理恵さんの片付け方法。理想の暮らしを考え、ときめく物だけを残す方法です。
実は私も物が多かった時にこの方法で挑戦したことがありましたが挫折したことがあります。というのも、物が多すぎてときめくかどうかを判断するのに時間を掛けてしまったんです。さらには思い出系の物から手を出すという片付けのご法度のダブルコンボ・・
ものが減った今、この方法で手放すことが多くなりスッキリ空間を維持することができています。
大物から手放す
こちら金額もサイズも大きい物から手放す方法です。一番最初に大物から手放すことで吹っ切れて、その後バンバン物を捨てられたという方もいるようです。潔くできる方はいいですが、勢いで行うと後悔してその後の捨て活を滞らせてしまう原因にもなるので自分の性格を見極めて行いましょう。
景色を変える(古堅式)
この方法は物を全く捨てない方法です。週末ビフォーアフターの古堅先生が提唱している景色を変える片付けは、1部屋に物を完全に寄せて、リビングや普段目にする機会の多い場所を更地にする方法です。更地にした後には家事導線を考えた仕組み作りを行います。
物を全く捨てないので実家の母にはこの方法が効果的めんでした。景色を変えたことで意識が変わり、物を捨てることを嫌がっていた母が自ら捨て始めたのです。
ただ、この方法はゴールデンゾーンや家事導線の仕組みをきちんと理解してからでないとうまく作動しません。YouTubeの週末ビフォーアフターで勉強してから実行することをお勧めします。
1年間使用しなかったものは捨てる
捨てる基準は使ったか使っていないかという単純な片付け法です。1年使わなかったものは大抵使うことはありません。書類関係などは稀に使うことがあるかもしれないのでそういった物は除外し、洋服・本・文房具・食器・雑貨・CD・ゲームなどから始めるのがお勧めです。
また、万が一踏ん切りがつかない場合は保留ボックスを用意し、迷ったものはそこへ保管してクローゼットにしまっておきましょう。1年後、その箱に残っているものはもう使いません。潔く捨てましょう。
妄想片付け
これは私が捨て活初期に1日1捨と同時に行っていた方法です。「妄想」で捨てるものを選別していくやり方なんですが、私はすごく捗りました。
- もしも好きな芸能人に会ったら堂々と会える服?
- もしも突然好きな人が家に遊びにきたら?
- もしも救急車で運ばれたら?
- もしも明日自分が居なくなったら?
推し活をしている方も多いと思いますが、「好きな芸能人に会った時、堂々とできる服装かどうか」というのが服の処分基準でした。もしも「もっといい服で会いたかった」と思うような服であれば処分対象です。
好きな人というのは何も異性だけでなく、友人でも構いません。「友人を招き入れることができるかどうか」が物量を測る判断基準になります。見られたくないと思うものは処分対象になります。
救急車で運ばれる、明日自分が居なくなったらという妄想は、普段からよくしています。救急車で運ばれた時、清潔な下着を身につけていたいと思っています。お医者さんはそんなこと微塵も気にしないと思いますが・・救急車で運ばれた時に恥ずかしいと思う下着は処分対象です。また、もしも明日自分が居なくなっても家族に迷惑をかけたくないという気持ちも物を厳選する動機になります。
従業員と雇用主の関係として考える
これは私が普段から考えている方法なのですが、我が家に入ってくるものは従業員です。採用面接(購入)は厳しく、お給料分(購入金額分)働いてくれるか、幽霊社員(使わずに放置)にならないだろうか・・慎重に採用するようになりました。
そして、従業員(物)の働く環境も整えなければいけません。従業員に気持ちよく働いてもらえる環境を整える(お手入れする)のは、経営者(私)の責任です。
定年退職(物の寿命)を迎えるモノはいないか、転職先(リサイクル先)を斡旋した方がいいモノはいないか、面談(断捨離ジャッジ)をした方がいいモノはいないか・・
こんな感じで経営者として物を見てみると、もったいないだけで雇うわけにはいかない!という考えになります。
自分に合った方法で片付ける
私は部屋をきれいにするのは物を捨てることから始まると思っています。いくら収納グッズを揃えて整理したところで、物量が変わらなければリバウンドしてしまいます。
極端ですが、散らかるものがなければ部屋はスッキリすると思います。
ぜひ自分に合う片付け方法を見つけてみてくださいね。